学習目標 |
18世紀プロイセンの哲学者イマヌエル?カント(1724-1804)の哲学の諸相を理解する。 |
授業概要 |
指定テキストに沿って、カントの哲学思想を理解することが目指されるが、テキストの解説を読んだり教師の話を聞いたりしてそれを受け止めるだけでなく、カントとともに思考することが重要だと考えるので、授業時間のできるだけ多くを、テキストに収録されたカントの文章(邦訳)の講読と解釈にあてたい。受講者の状況によっては演習形式や進度調整も考える。 |
テキスト |
坂部恵『カント』(講談社学術文庫1515、2001年)、カント?中山元訳『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』(光文社古典新訳文庫、2006年)。授業の進度により別途指示することがある。 |
参考文献?課題図書 |
詳しくは授業で触れるが、手近な邦訳全集としては『カント全集』(全22巻、別巻1、岩波書店)。次の2点は担当教員の著作。山根雄一郎『<根源的獲得>の哲学――カント批判哲学への新視角』(東京大学出版会、2005年)、同『カント哲学の射程――啓蒙?平和?共生』(風行社、2011年)。 |
受講生への要望 |
毎回下読みして出席し「カントとの対話」を続けて頂きたい。また特に大学院生は原典に触れる努力もして頂きたい。 |
評価方法 |
平常点(教室での質疑応答、議論への貢献)と期末レポート。 |