学習目標 |
音楽と宗教の関係の諸相を、西洋音楽の歴史をたどりつつ考察する。「ミサ曲」を前期の、「聖と俗」を後期のテーマとする。 |
授業概要 |
前期は、バッハの《ロ短調ミサ曲》を中心に、ミサ曲の歴史と意義を学ぶ。バッハの到達点を示す深遠にして複雑な作品を、詳細に講義する。後期は「聖と俗」というテーマのもとに西洋音楽史を見直し、音楽における宗教性は何かを探索する。 |
テキスト |
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参考文献?課題図書 |
クリストフ?ヴォルフ著『バッハ ロ短調ミサ曲』春秋社、2,575円(前期のみ)。後期はプリントを配布する。 |
受講生への要望 |
音楽を心をこめて聴き、感動を味わってください。 |
評価方法 |
前期?後期とも学期末にレポートを課す。出席と合わせて採点する。 |
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授業計画 |
1.ミサとミサ曲~その始まり 2.バッハに至るミサ曲の系譜 3.《ロ短調ミサ曲》前半部の成立と〈キリエ〉 4.〈グローリア〉その1 5.〈グローリア〉その2 6.《ロ長調ミサ曲》続編の成立とバッハのラテン語教会音楽 7.〈ニカイア信条〉をめぐって 8.〈ニカイア信条〉の音楽その1 9.〈ニカイア信条〉の音楽その2 10.〈サンクトゥス〉 11.〈オザンナ〉と〈ベネディクトゥス〉 12.〈アニュス?デイ〉 13.《ロ短調ミサ曲》後 | | |