学習目標 |
中世は武士が台頭し、戦乱や政変の相次いだ、分立と動乱の時代である。そのような時代に生きた女性は、何を感じ、考え、どのような作品を残しているのか。女性の視点から中世文学史を概観する。 |
授業概要 |
和歌や日記?紀行文など、女性の残した作品を取り上げ、戦乱と武家興隆、題詠の隆盛、歌道家の確立、王権の分立、東国文化圏の成立といった、鎌倉期から南北朝期に至る時代状況を背景として講読していく。 |
テキスト |
プリントを配布する。 |
参考文献?課題図書 |
授業中に指示する。 |
受講生への要望 |
授業は講義形式で行うが、毎回配布するコメントシートを通して、作品を読んで自ら考え感じたことを発信するという形で、授業に積極的に参加してほしい。 |
評価方法 |
出席と試験による。 |
|
|
授業計画 |
1.導入:時代と視点 2.『建礼門院右京大夫集』1:平家文化圏 3.『建礼門院右京大夫集』2:源平争乱 4.『新古今和歌集』1:成立 5.『新古今和歌集』2:式子内親王 6.『新古今和歌集』3:俊成卿女 7.『新古今和歌集』4:宮内卿 8.『新古今和歌集』5:女の恋の歌 9.皇統と歌道家の分立 10.行動する女性1:阿仏尼『うたたね』 11.行動する女性2:阿仏尼『十六夜日記』 12.行動する女性3:後深草院二 | | |