学習目標 |
空蝉、夕顔、若紫(紫の上)という三人の女君たちの物語を通して、『源氏物語』の世界を読み深めることを目指す。 |
授業概要 |
『源氏物語』には、長編系列の物語と短編系列の物語が綯い合わされている。短編系列の物語を代表する空蝉、そして夕顔の物語と、長編系列を代表する紫の上の初期の物語を読み解く。「源氏絵」(『源氏物語』を題材とする絵)も適宜参照することで多角的に『源氏物語』の世界を読み深めることを目指したい。 |
テキスト |
玉上琢弥訳注『源氏物語』一(角川ソフィア文庫) |
参考文献?課題図書 |
教室で指示する。 |
受講生への要望 |
『源氏物語』の全体像に口語訳などで触れておくことが望ましい。 |
評価方法 |
筆記試験による。 |
|
|
授業計画 |
1.導入。 2.『源氏物語』の三部構成説、概要等の説明。ビデオ等の使用。 3.長編系列の物語(紫の上系)と短編系列の物語(玉鬘系)をめぐって。 4.「空蝉」を読む1(空蝉の物語)空蝉と軒端荻。 5.「空蝉」を読む2(空蝉の物語)空蝉と小君。 6.「空蝉」を読む3(空蝉の物語)空蝉の矜持。巻末歌。 7.「夕顔」を読む1(夕顔の物語)夕顔の歌の謎。 8.「夕顔」を読む2(夕顔の物語)夕顔と扇。 9.「夕顔」 | | |