学習目標 |
「児童文学」についての基本的な理解をはかるとともに、受講者がそれぞれに、現在におけるこの分野の課題や可能性を各自の関心とからめて考察していくことをめざす。 |
授業概要 |
「児童文学」概念や大まかな流れを把握した後、日本の近代の短編や現代の短編?長編をいくつか読み、作品評価を試みる。また翻訳が抱える問題にも言及する。講義形式だが随時意見交換の機会を設け、多様な読みを実感できるようにしたい。なお、状況により順番を変えるなど適宜対応する。 |
テキスト |
松谷みよ子『龍の子太郎』講談社青い鳥文庫、佐藤多佳子『イグアナくんのおじゃまな毎日』偕成社軽装版 ほか適宜資料を配布。 |
参考文献?課題図書 |
必要に応じて紹介?指示等を行う。 |
受講生への要望 |
多角的に「児童文学」を捉えていこうとする意欲を持ち、積極的に参加する学生の受講を期待する。 |
評価方法 |
授業への参加状況と最終レポートの内容をもとに総合的に評価する。 |
|
|
授業計画 |
1.ガイダンス―「児童文学」への接近 2.「児童文学」とは何か①―概観をとらえる 3.「児童文学」とは何か②―内容に分け入る 4.「現代児童文学」を考える①―出発から展開へ 5.「現代児童文学」を考える②―近代の作品からの照射 6.「現代児童文学」を考える | | |