学習目標 |
近代東アジア国際関係に関する基本的な知識や歴史の流れを把握し、日本とアジアの関係、日中問題などをより複眼的、多元的に考えられるようになる。 |
授業概要 |
本授業は、近代中国海軍の消長を軸に、19世紀半ば以後の東アジア国際関係の変容について講義する。基本的な史実の把握を重視するほか、現在の東アジア情勢との関連にも配慮したい。授業では映像資料?新聞記事も適宜併用する。 |
テキスト |
特に指定教科書はない。毎回プリントを配付する。 |
参考文献?課題図書 |
馮青『中国海軍と近代日中関係』(錦正社、2011年) |
受講生への要望 |
予復習は必須である。平素の授業で重要な事実、年代、歴史の流れなどをしっかりと覚えておくこと。 |
評価方法 |
授業への参加状況と学期末試験成績を総合して評価する。 |
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授業計画 |
1.イントロ 東アジア国際関係史とは何か:中華世界秩序の崩壊、日本?中国?朝鮮の開国 2.近代日中関係の始まり:日清修好条規、日本の台湾出兵、中国近代海軍の建設 3.海軍外交の光と影:北洋海軍の日本訪問、長崎事件 4.日清戦争:朝鮮問題、北洋海軍壊滅、下関条約 5.日露戦争:朝鮮をめぐる日露対立、ポーツマス条約 6.清末の日中関係:宣統帝期の中央集権化、日本モデルの海軍再建 7.中間 | | |