学習目標 |
価値、義務、正義、葛藤などに関わる基本的概念(「よい」、「わるい」、「すべきである」、「すべきでない」、「公正」、「不公正」、「あれかこれか」など)の意味を再吟味しながら、現代の倫理的問題について考えるための基本的知識を与える。 |
授業概要 |
狭義の倫理思想はもちろん、人間に関する様々な学問(特に文学、心理学、映画など)の知見を多く援用しながら、現代における様々な倫理的課題を考察する。 |
テキスト |
特に用いない。必要に応じてプリントを用意する |
参考文献?課題図書 |
必要に応じて、講義中に指示する。 |
受講生への要望 |
じっくり考えることが好きな学生の受講を望む。 |
評価方法 |
リアクション?ペーパーと期末試験と出席状況を総合して評価する。 |
|
|
授業計画 |
1.倫理学とは何か(1) 2.倫理学への精神分析学的なアプローチ 3.倫理的ジレンマの構造 4.理性と欲望―合理的行動とアクラシア 5.エゴイストの平和共存―T.ホッブスと「囚人のジレンマ」 6.義務倫理と功利主義倫理(1)―カントとJ.S.ミル(嘘も方便か?) 7.義務倫理と功利主義倫理(2)―正義(公正)の概念と共同の利益と情念 8.義務倫理と功利主義倫理(3)―人格と責任(生命倫理の話題に関連させて) 9.実存 | | |