学習目標 |
実存主義は、世界の問題に対する知識人の責任が問われた時代に隆盛をきわめました。実存主義を学び、その限界を分析することで、学問と社会の関わりを考えることを目標とします。 |
授業概要 |
この授業では、行動する哲学者ジャン=ポール?サルトルに焦点をあて、フランス実存主義を学ぶことを目的とします。この世界を受動的に生きるのではなく、世界の出来事に責任をもち、主体的に生きることをめざした実存主義が、どのような時代に生じ、その後いかなる潮流を生み出したのかを学びます。 |
テキスト |
サルトル『実存主義とは何か』伊吹武彦他訳、人文書院、1996年。 サルトル『文学とは何か』加藤周一他訳、人文書院、1998年。 |
参考文献?課題図書 |
授業内で適宜指示します。 |
受講生への要望 |
主体的に授業に参加してください。講義形式を予定していますが、受講者数によっては発表してもらうこともあります。初回は必ず出席すること。 |
評価方法 |
出席(20%)平常点(20%)テスト(60%)で評価します。 |
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授業計画 |
1.イントロダクション:行動する哲学者 2.実存主義が抗うものはなにか 3.若者と実存主義 4.サルトルの存在論:対自存在と即自存在 5.孤独と不条理 6.責任と実存主義 7.自由と実存主義 8.身 | | |