学習目標 |
前期は、現代心理学における「心の理論」によって自閉症を理解しょうとするの立場や、現代哲学における他人の心の理解についての認識論、言語行為論、関連性理論、共同性の哲学などの議論を素材にして、他者理解、コミュニケーション、共同性の成立について、学際的に理解することを目的とする。後期は、共感のついての思想を歴史的に概観する。 |
授業概要 |
学習目標を実現するために、関連する文献や論文を分担してレジュメを用いた発表を行い、参加者全員で質疑応答、ディスカッションを行う。 |
テキスト |
金沢創『他者の心は存在するか―<他者>から<私>への進化論―』(金子書房)(コピーを用意する) 中山康雄『共同性の現代哲学―心から社会へ―』(勁草書房)(コピーを用意する) 仲島陽一『共感の思想史』(創風社)(コピーを用意する) |
参考文献?課題図書 |
サイモン?バロン?コーエン他編、田原俊司監訳『心の理論』(勁草書房) 小安増生『心の理論ー心を読む心の科学』 金沢創『他人の心を知るということ』(角川ONEテーマ21) その他は適宜紹介する。 |
受講生への要望 |
心理学と哲学の境界領域に属する問題に興味があり、かつ共感について思想史的に理解したい学生の参加を望む。 |
評価方法 |
全体的に演習への貢献度とレポー卜によって成績をつける。 |