学習目標 |
自伝的記憶とは、いわゆる思い出と呼ばれるような、自己に関する過去の出来事の記憶のことである。この授業では、この自伝的記憶と感情の関係について、器質性健忘、解離性健忘、PTSD、偽りの記憶などの最新の知見を学ぶ。 |
授業概要 |
教員の5回の講義に引き続いて、教員のガイダンスのもと、教員の用意するテキストを分担して、レジュメやパワーポイントを使った発表と質疑応答、討論を行う。受講生は、毎時間、事前に指定された文献(平易な英文を含むことがある)を読み、毎回、授業のまとめとコメントを提出しなければならない。 |
テキスト |
Schacter, D. L. (2001). The seven sins of memory: How the mind forgets and remembers.Houghton.(ダニエル?L?シャクター(著)春日井昌子(訳) (2004). なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか 日経ビジネス人文庫) |
参考文献?課題図書 |
Foster, J. K. (2009). Memory. Oxford University Press./佐藤浩一?越智啓太?下島裕美(編著)(2008). 自伝的記憶の心理学 北大路書房/高橋雅延(2011).変えてみよう!記憶とのつきあいかた 岩波書店 |
受講生への要望 |
第1回目のオリエンテーションに出席しない者の受講は認めない。指定された書式と期日に違反した提出物は受理しない。授業の開始までに、できるだけテキストを入手し、通読しておくこと。 |
評価方法 |
発表(内容および発表技法を評価)60%、質疑応答?討論20%、コメント(論理性、明確性などを評価)20% |