学習目標 |
現代英語には、「不規則」だったり、「不思議」に思われる現象がたくさんあります。man の複数形が men だったり、ドイツ語と似ている語があったり、フランス語とそっくりな語があったりします。そういう現象を英語の歴史から説明し、もやもやした感じを解消して、心に安らぎを得ること、そして、卒業後、英語を教えることがあったときにも役立てることができるようにすることが目標です。 |
授業概要 |
下記テクストを、学術的な英文読解の訓練を兼ねながら、正確に読み、適宜、説明を加えつつ、英語の歴史、とりわけ、現代英語の説明となる語、文法、意味について解説してゆきます。また、社会、歴史的な背景にもふれることになると思います。 |
テキスト |
Norbert Schmitt and Richard Marsden, Why Is English Like That?-Historical Answers to Hard ELT Questions. |
参考文献?課題図書 |
中島文雄『英語発達史』(岩波全書)は高度ですが、便利です。最もやさしいものは渡部昇一『講談?英語の歴史』(PHP新書)でしょうか。座右の書として、縮刷版『英語語源辞典』(竞彩篮球推荐社)は常に参照するとよいです。 |
受講生への要望 |
和訳してください、と言って、指名することはしませんが(別の種類の問いかけはするかも知れません)、あらかじめ、辞書をよく引いて正確に英文を読んできてください。その方が、授業を(当たり前ですが)よく理解できると思います。 |
評価方法 |
年2回の試験(70%)と、場合によってはレポート等の質を総合して評価したいとお思います。毎回出席はとりますが(30%)、ただ出ていればいいというわけではありません:試験の点数が重要だと考えてください:だからといって、出なくてもよいということではありません。そのあたりは良識、常識をもって振る舞って下さるよう希望します。 |